近年まれに見るアクアリウムブーム。
火付け役となったのがADAのネイチャーアクアリウムやシュリンプ飼育。
一言でアクアリウムと言っても色々な形があります。
目次
アクアリウムとは?
水族館もアクアリウム。おうちの水槽もアクアリウム。
ざっくり言うと、観賞用に人工的に作った水槽をアクアリウムと言います。
メダカを飼っている睡蓮鉢(ビオトーブ)なんかも平たく言えばアクアリウムです。
細かく分かれる○○リウム
ネイチャーアクアリウムとは?
このネイチャーとは自然という意味です。要するに自然の景観をそのまま水槽内で再現したものをネイチャーアクアリウムと言います。
景観そのままでは無くとも、神秘的でもあり妖艶でもあり寂しくもあり様々な感性で人工的に考えた自然の景観もネイチャーアクアリウムです。
自然界にありそうな感じです。
とても人気があり、日本ではADA(アクアデザインアマノ)のネイチャーアクアリウムが有名。
天野尚さん(故人)が立ち上げたブランドであり、高級感あふれるアクアリストの憧れ的なブランドです。
ネイチャーアクアリウムのコンテスト等も行われており、多種多様な心を奪われる水槽が沢山出展されています。
しかし、初心者が作るとなるとかなり難しく、段差や傾斜等も多用し、植物の特徴も把握しなければならない為難易度は高いです。
アートアクアリウム
ネイチャーアクアリウムのアートですが、アクアリストの中でアートアクアリウムというと、LEDで電飾を施したり、水槽そのものを奇抜な形にしたりと風景画というよりポスター的な感じです。
このアートアクアリウムでは色の付いた綺麗な魚が多用されます。中でも金魚。様々な色・形をしている為に多用されます。
遊び心一杯の水槽を見ていると楽しいです。
アクアテラリウム
まずテラリウムというのは、水槽等に植物を入れ観賞用にしたものです。
それとアクアリウムの融合がアクアテラリウムです。
陸地と水中両方を表現した水槽の事ですが、これもかなりテクニックが必要で、初心者には作るのが難しい部類です。
滝を表現したり、川を表現したり、崖から滴る水を表現したり様々で、考えるだけでも楽しいですが作るのはある程度経験を積んでからにしましょう。
アクアリウムの始め方
まず思い立ったが吉日。早速始めましょう!
とはいうものの、どこから始めれば良いのか全くやった事の無い方は分かりませんよね。
それでは軽く、最低限必要な物をチェックしましょう。
1…水槽を準備
当たり前ですが重要です。おけるスペースを元にサイズを決めて下さい。
ガラス水槽とアクリル水槽がありますが、ガラス水槽でOK。
ガラスは重く傷がつきにくい。アクリルは軽く傷がつきやすい。
あと、少し小さめを買うくらいなら、幅いっぱいに置けるものを買ってください。
後々、水槽増えます。そして大きくしたくなります。
2…ろ過装置
最初はセット品でも構いません。しかし、容量の大きい60cm程度の水槽になると、その分水の容量も多くなります。
外部フィルター等、強力なろ過装置の方が後々良いです。使いまわしも出来ますし。何より、ろ材は沢山入るにこしたことはないです。
3…ろ材
ろ過装置に入れて使うものですが、水槽内に直接入れても問題はありません。
水を綺麗にしてくれるバクテリアの住処となるものです。
4…水温計
絶対必要です。水温管理は生体の命の管理に繋がります。
2℃刻みのものやデジタルもありますが、最初は1℃刻みで見やすいアナログを使ってください。
慣れた頃には、指先で水温が分かるようになってきます。
5…LED
水槽内を照らすLEDです。お魚さんたちも電気が消えたら夜と認識し寝ます。夜行性の部類は活発になります。
生体の生活リズムを作る為に重要なアイテムですが、水草の育成にも欠かせません。
そして何より、水槽を明るく綺麗に演出してくれます。
6…掃除用品
バケツやスポイドやホース(灯油を入れるシュポシュポみたいな物)が必要になります。
水替え時に必ず必要です。人間も一緒ですが、汚い所は嫌ですよね。下手すると病気や死に繋がります。
7…その他小物
網やエサですね。網は水槽のサイズに合わせたもので、自分が使いやすいもので良いです。
エサもたくさん売ってますが、どんな魚でも食べる総合的なエサがありますのでそちらでじゅうぶんです。
8…エアレーション
水槽内に酸素を供給する通称ブクブクです。
これも水槽と水量で買いましょう。泡の出方は空気が出る部分のストーンと言われる部分を変えればOKです。
9…床底
水槽の床になにを敷くか。外ではありません、中です。人間でいう所の、カーペットにするか畳にするか大理石にするかという感じ。
人間の場合と違う点は、景観だけではなくバクテリアの住処になるということです。
最初は管理のしやすい大磯砂がいいです。半永久的に使えますし。良く金魚水槽で敷いてある砂利です。
何故金魚水槽には大磯砂が敷いてあるのかというとかなり理にかなっているのです。
金魚は他の魚よりも大量に糞をします。その糞の掃除が大変楽なのです。
要するにメンテナンスが簡単なので初心者でも使えるもです。
慣れてきたらソイルを使ってみましょう。ソイルとは、土を小さく丸く固めたものです。
水草も入れるならばソイルの方が簡単です。
しかし、初心者が安易にソイルに手を出すと水槽内のバランスが保てない事が多く、またソイルの種類を理解していないと、コケだらけになったり、生体が調子を崩す原因にもなります。
10…ヒーター
水温管理には必要です。元々の水温適応範囲より大きく外れた場合、体調を崩したり、病気にもなります。
熱帯魚も小さいですが命です。快適な環境を作りましょう。
いよいよ魚を導入、ちょっとその前に
水槽の準備が出来たらまず水だけを回しましょう。2週間も回せば結構です。
それから、《パイロットフィッシュ》を導入しましょう。
このパイロットフィッシュとはバクテリアが殆どいない生きていくうえで環境が整っていない所に導入する生体の事を指します。
要するに開拓者です。ご飯を食べ、糞をする事によってバクテリアが反応し分解する。この一連の環境サイクルを作ってくれる頼れるやつです。
パイロットフィッシュの最低限の要素は、強い生体である事。これがクリアできる生体であれば大丈夫。
有名な魚はアカヒレ(コッピー)と呼ばれる魚。強いです、とても。水道水にそのまま放り込んでも死にません(可哀そうなのでしないでください)
ヒーターも基本要りませんから、慣れないうちはアカヒレに頑張ってもらってください。
慣れたらテトラやグッピー等でも、貝類でも大丈夫です。
最初はアンモニアが発生し、その後硝酸塩が検出されるようになります。
これでようやく生体が入れられる準備が出来ました。
水を張っていきなり魚達を入れても、生存率はかなり低いので、しっかりとした環境づくりを心掛けて下さい。
バクテリアの重要性とバクテリア剤
バクテリアと言っても様々なバクテリアが地球上に存在します。
アクアリウムの世界では水を生体たちが住める環境にしてくれる微生物の事を指します。
良く初心者にありがちな、バクテリア剤の購入。これ、あんまり意味無いです。
生きたバクテリア剤が入っていますと書かれていたとしても、ほんの少しバクテリアが入っていれば嘘ではありません。
しかし、それが生きているかどうかも判断し辛いです。
また、最近になって水槽内におけるバクテリアの関係性や重要性が今までの研究の答えと違っていたという論文が出て、バクテリア剤を発売しているメーカーは冷や汗ものだと思います。実は全く関係ありませんでした…なんて事にもなりかねない事態です。
良さそうだからという安易な考えで、入れるのはお勧めできません。お魚に話を聞いたなら別ですが。
バクテリアは自然と発生し、自然と環境に適応します。
その自然の摂理が一番強く、強くて綺麗な水を作り上げます。
バクテリア剤は否定はしませんがお勧めは出来ません。
ただし、ビーシュリンプ等を飼育するならばシュリンプ用のコンディショナーは持っていて損はありません。
彼らは脱皮をします。その脱皮に必要な栄養分が入っていますから。そして、稚エビの生存率アップにも繋がりますのでお勧めです。
自分だけのアクアライフ
世界に2つとして同じ水槽はありません。絶対にどこか違う物であり、すべてがオリジナルです。
自宅の中でも違う水槽が2つあれば、水質が全く同じという事は無いでしょう。
毎日の癒しであったり、繁殖の喜びであったり、美しい水槽を作ったり、滝や川を作ったり、本当に楽しいですよ。
皆さんも是非自慢のアクアリウムの世界を創ってみてはいかかでしょうか。
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