人間ならば生きている上でどうしても避けられないもの、それは人との関わり合いですよね。
人間一人で生きていくことはできませんし、環境には無くてはならないものです。
ですが、自分とは違った人間だからこそ、どうしても無理!と思うような人もいると思います。
そこで、人付き合いが苦手な方でも穏便に、かつ友好的に捉えられるようなコミュニケーションの方法をお教えしたいと思います。
そもそも「コミュニケーション」とは?なんだ?
そもそも「コミュニケーション」という言葉、当たり前に使われている現代ですが、実際に意味をご存知でしょうか?不要だったら全然読み飛ばしてください。でも意外と読んでみるとおもしろいですよ?
「コミュニケーション」
もともとは〈ある所(の生物や無生物)から別の所(の生物や無生物)へエネルギー、物体、生物、情報などが移動し、その移動を通じて移動の両端に、ある種の共通性、等質性が生じること〉をいう(世界大百科事典 第2版より)。
つまり、人間に置き換えると、人(送り手)から人(受け手)への情報の移動,もしくはその移動の結果生じた〈心のふれ合い〉〈共通理解〉〈共同関係〉などを指します。
「コミュニケーション」には二種類あり、『直接的コミュニケーション』と『間接的コミュニケーション』があります。
『直接的コミュニケーション』
直接人と人とが対面し、お互いに意見・情報交換などをしたりすること。
『間接的コミュニケーション』
人と人とがパソコン・スマートフォン・手紙などの媒体を通して、意見・情報交換などをすること。
簡単に言うとこのような意味合いになると思いますが、現代では『間接的コミュニケーション』が多く、直接人と話をしたり、関わったりすることが苦手な人々が増えてきているのも問題視されていると思います。
この「コミュニケーション」というのは、自分が知り得た情報、また、思ったこと・感じたことを発する→それを受けて側が受け取ったことにより、新たな人への情報提供に繋がったりします。
お互いに話していくうちに、会話が進んだり、新たなことに気づいたりしますよね。そして、知り得たことを発信していく。
自分の知らないところで、実は「コミュニケーション」の連鎖反応がどんどん起こっている、とも言えます。
しかし、果たしてその「コミュニケーション」は送り手側も受け手側も互いにとって、うまく取ることができているのか?
少しでも人付き合いが克服できるためのステップをご紹介します。
自分の癖を知ることが大事
自分の癖とはいったい何なのか。それは「相手・自分が話しているときに無意識に取る行動」であったり、「ふとした瞬間に無意識で言ってしまう言葉」です。
自分では何もしていない、と思いがちですが、人間だれしも無意識的な行動・言動があるんです。
例えば、無意識的に取ってしまう行動の例としては、
- 足を組み替える
- 顔を触る
- 髪の毛を触る
- 目が泳ぐ
- 足をどたばた動かす
- スマホを使用する
などがあげられます。
次に、ふとした瞬間に無意識で言ってしまう言葉の例としては、
- 「なんかね~」
- 「~でさ、~でさ」
- 「うーんと…」
- 「えー…えー…」
- 「そうなんですね」
などがあります。
上記に挙げたのは一部の例ですが、ご自身に当てはまるものもあったのではないでしょうか。
こんなの誰でもやっていることではないだろうか、そう思う人もいることでしょう。ですが、「コミュニケーション」を図る上で、このようなことは少しずつ自分が意図していること・伝えたいことを捻じ曲げてしまう可能性があるのです。
例えば、自分が一生懸命自分の趣味について相手にも理解してほしく、話をするとしましょう。
「この○○がものすごく面白くてさ~、私はここを変えたりして他の○○とは違うように工夫しているんだけどさ~…」
はっきりと申し上げます。簡潔的に物事を伝える能力がないと、相手も理解しようにも理解しがたいんです。
これは、どこまでが○○の話が続いているのか?そんな疑問を抱かれかねないのです。
また、逆に自分が一生懸命話しているときに相手が目線もくれず、ずっと髪の毛を触ったり、足を組み替えたり、頬杖をつきながら返事が「そうなんだね~」しか返ってこないとすると、あなたはどんな気持ちになりますか?
少なくとも、相手は自分の話を聞いてつまらないんだろうか、何か気に障るようなことを話してしまったかな、と心配になったりすると思います。
つまり、自分の癖を見つける、ということは、相手の話を聞く上でも相手に不快な気持ちを抱かせるようなことを防ぐことができるのです。
よく、「相手のふり見て我がふり直せ」という言葉がありますが、まず先に自分の癖を見つけましょう。
そこから自分が相手にされて嫌なような行動・言動を取ってしまっている場合は、自ら直すことで相手からの理解を得やすくなると思います。
相手の言っていることが理解できない…そんな時は反復法を使おう!
たまに、相手の言っていることがわからず、会話についていけないことがありますよね。
今この話をしていたはずなのに、あれ、いつから話題が切り替わってしまったんだ?という場面に直面したことがある方もきっと多いはずです。
そんな時は相手の話の内容をすべて理解することに重きを置くのではなく、単語に焦点を当てながら聞きましょう。
- 「○○というのは、●●ということなんですね」
- 「なるほど、だから△△したんですね」
など、ちょっとしたキーワードである単語を繰り返すだけで良いのです。
それだけで相手は「あ、ちゃんとこの人は話を聞いてくれる人なんだな」と思い、少しずつあなたに心を開いていくことでしょう。
話をすることが苦手な人は、この方法を用いると、自分が少しの力を使うだけで済みますので、そこまでの負担がかからないのでオススメです。
ちょっとワンランク上の「傾聴」って知っていますか?
さて、皆さんは「傾聴」という言葉をご存知でしょうか?
「傾聴」はカウンセリング療法でも使われており、身に着けておいて損がない、むしろプラスとなる方法です。
「傾聴」とは、「相手を尊重し、相手のために聴き、相手の心に寄り添う」ということです。
相手を尊重するってどういうこと?心に寄り添うってどういうことをするの?とお思いの方がたくさんいらっしゃると思います。
でも、難しいことはないんです。ただ、それを獲得していくためには日々の積み重ねが重要となってきます。
「傾聴」にはステップがあり、それは「受動的傾聴」、「反映的傾聴」、「積極的傾聴」の三段階で構成されています。
「受動的傾聴」
相手の心に耳を傾けることを重視します。まずは、相手の話を聞きながら、うなずき・相槌・アイコンタクトをとりましょう。
目線を合わせるのは苦手な方は相手の鼻もしくはおでこあたりを見るようにすると自然と慣れていきます。
相手が話しやすい雰囲気を作っていくことも大切です。
「反映的傾聴」
簡単に言うと、相手になりきることです。鏡のように、相手の感情・表情・ジェスチャーなど、よく聴いて理解し、深く共感することで、もう一人の”自分”を作り、自分 を自己投影させることによって、相手が整理しやすい環境を作ります。
相手が感じていることを自分のことのように感じて理解し、相手の感情や話の要約を伝えることで、相手はより自分自身のことを知ることができます。
「積極的傾聴」
相手との関係性をより深めるために、より相手が話しやすい状態を作り出します。人は自分に似た人に親近感、安心感、共感、信頼感を抱きやすいのでそれを利用するの です。話のスピード、声の大きさ、抑揚の付け方など相手の使う言葉を合わせながら自分も言葉を投げかけます。
相手がより話しやすくなるようにするために、「もっとあなたの話を聞かせてほしい」ということを伝えていきましょう。
これらをすぐ実践するということはあまりにも初心者であれば、コミュニケーションをとることが難しいと感じていればいるほど困難になってきます。
自分でできる範囲で、簡単なものからスモールステップで進めていくことをオススメします。
また、注意しておくべきことは、「相手に共感しすぎてしまうこと」です。
相手を思うが故に、共感力が強まりすぎてしまうと自分自身のこととして捉えすぎてしまって、自分自身がダメージを負うこともあります。
傾聴する上では、どこかで自分は自分、と強く持つことが大事なのです。
さいごに
面倒だな、と思う人付き合いですが、人と関わっていくことでしか得られないものは山ほどあります。
より自分にとってプラスの働きがけになるような、そんな人間関係を構築していくためにも、ちょっとしたコミュニケーションの方法を知っておくことは、あなたの人生をより豊かにしてくれますよ!
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