みなさん“ドイツ語”って聞いてどんなイメージを持ちますか?
「かっこいい!」けど「難しい!」って感じですかね。
結構学生さんでもドイツ語の授業を選択する方が多いとか。
でもやっぱりドイツ語って難しいですよね?
そこでドイツ語を勉強する上で1つの目標として置きたいドイツ語検定3級の勉強法を本記事で紹介します。
目次
ドイツ語検定を知る
そもそもドイツ語検定って何?
ドイツ語検定とは、公益財団法人ドイツ語学文学振興会の独検(ドイツ語検定の略称)事務局が運営している、正式名「ドイツ語技能検定試験」というものです。
簡単に言ってしまえば、みなさんご存知「英検」のドイツ語バージョンでして、ドイツ語を勉強してドイツを主とした国際交流や文化交流を活性化しましょうと取り組んでいます。
ちなみにドイツ語はオーストリアやスイスでも公用語とされています。
ドイツ語検定は有名なの?
公式サイトによれば、1992年〜2015年までの間に累計33万人の方がこのドイツ語検定に出願しているとのことです。
また、最難関の1級を取得できれば国家資格である通訳案内士試験の外国語(ドイツ語)科目の筆記試験が免除されるほどです。
ドイツ語検定のレベルは?
ドイツ語検定の級は5〜2、準1、1級の6段階となっています。
今回取り上げる3級はドイツ語で簡単な会話や文章が理解でき、身近な場面に対応できるレベルとなっています。文法などは英検3級レベルです。
なので簡単に言ってしまうと、英検3級の問題をドイツ語で解くような感覚です。
ちなみに公式サイトを見るとドイツ語の授業を約120時間とか書いてありますが、あくまで目安なのであまり気にしなくて大丈夫です。(実際私もこんなに勉強してません。)
合格率は回によって変動はありますが、概ね50%程度です。
合格基準は?
回によって変動しますが、全体の55〜65%程の得点で合格できます。
ドイツ語検定3級の試験傾向
ドイツ語検定3級は筆記試験とリスニング試験で合否を判定します。
筆記試験は大問が8つ、リスニングは大問が3つあります。それぞれどのような問題が出るのか簡単に見ていきましょう。
筆記試験は大きく分けて
- 発音・アクセント問題
- 文法問題
- 読解問題
です。
発音・アクセント問題はそこまで難しくはありません。
文法問題については穴埋め形式のものしかなく、英検のように単語の並び替え問題はありません。
読解問題は手紙やメール、会話文の穴埋め、長文読解の3つが出題されます。
最後の長文読解については選択肢が日本語なので文章全体が理解できなくても解けてしまう問題も中にはあったりします。
リスニング試験は
- 会話文の応答問題
- イラストの聞き分け問題
- 少し長めの文章の聞き取り問題
です。
会話文はその状況を把握するのがとても大切になってきます。
イラストの聞き分けは問題冊子に描かれているイラスト3つのうち説明と一致するのはどれかというもので、これは単語を知っているかで得点できるかが決まります。
難しいのが最後の長めの文章の聞き取りです。
これはドイツ語検定3級の中で唯一マークシートではなく記述式の問題となっていまして、問われた内容の答えを解答欄の文章に穴埋めとして単語を記述するという問題となっています。
ちなみにリスニングはそれぞれ3回繰り返し放送されます。
ドイツ語検定3級の勉強法
さて、ようやくここで今回の本題に入りましょう。ドイツ語検定3級の勉強法です。
ここで注意してほしいことが単語の暗記です。
ドイツ語検定3級を受験する際に覚えておくべき単語の目安として2000語とされています。
2000語を覚えるのは中々大変なことですので以下に紹介する勉強法と並行して毎日欠かさず単語帳を開いて音源を聴きながら少しずつ覚えていきましょう。
単語暗記と並行して、まずは文法を完璧にマスターしましょう。
その際、ドイツ語は文法が割と複雑ですので、表にして声に出したりすると効率よく覚えることができます。
私が実践したものを例に挙げると形容詞でしたら、定冠詞・無冠詞・不定冠詞の3つの表を作り、縦を格・横を性にして作りました。
そしてそれを覚えた度に問題集などを使ってなるべく多くの文章を書いてスラスラ書けるようになるまで練習を重ねます。
3級では状態受動や慣用句的な応用問題も少なからず出題されますので、その対策も忘れずに行いましょう。
文法をマスター出来たら、次は文章読解の練習です。
ただ、当然この段階では単語も覚えきれていないので完璧に読むことは難しいと思います。しかし、気にせず読解問題を見てみましょう。
完璧ではないけれど、ある程度文章の内容は把握できるかと思います。というのも3級の読解問題で使われる単語はそこまで難しいものを多く含んでないため、進めていくうちに精度が上がってくるはずです。
リスニング対策は問題集のリスニング試験の箇所を、音源を聴いて聞き取れるまで繰り返し練習するのが効率的です。
オススメの問題集
ドイツ語検定3級の対策としては同学社から出版されている『独検3級合格テクニック』という参考書がオススメです。
試験の傾向と対策が他の参考書に比べてかなりしっかりと書かれているので、ある程度ドイツ語を勉強したことがある方にとってはこれ1冊だけでも対策になるのでは?と思えるほど使いやすいです。
ただし、問題数が多くないので上にも述べた文法問題演習がしづらいという点があります。
そこで演習をたくさんするためにオススメな問題集がベレ出版から出版されている『しっかり身につくドイツ語 トレーニング』がオススメです。
ドイツ語に関する記事を書かれている方のほとんどが演習として勧めている問題集なのですが、この問題集の良いところはとにかく問題数が非常に多いという点です。
これ1冊をこなし終える頃には、もうかなりドイツ語の文法をマスター出来ていると言っても過言ではないくらいです。
応用的な文法も多く掲載されているので応用問題の対策にもつながります。また、英語と比較してドイツ語の解説をしている点も特徴的だったりします。
また、ドイツ語の勉強をしたことがない方や易しめの参考書もあると気持ちが楽になるという方のために三修社から出版されている『ゼロから始めるドイツ語』をオススメします。
この本は初学者の方でも分かりやすくドイツ語を解説していて、少なからず応用的なドイツ語の解説もあるため、電車の中などで読むときに便利だったりします。
ドイツ語検定のメリット
日本で生活していく中で、ドイツ語という言語の使用頻度ついてはやはり英語より劣ってしまうという現実があるのも事実です。
しかし、ドイツ語を学び、その到達目標であるドイツ語検定3級を取得することによるメリットも当然あります。
仕事面ですと国際色豊かな企業では、当然ドイツ語検定3級というスキルは大変大きな武器になります。就活にも役立つ場面があるわけです。
また語学系の検定試験ですので、メリットといえばドイツ語圏の文化などに親しみを持つことが出来たり、ドイツ・オーストリア・スイスなどに旅行に行った際言葉の問題に直面することが少なくなったりします。
特にドイツにはたくさんのお城や中世の街並みが多く残る街があったりと、非常にヨーロッパというロマン溢れる世界を楽しませてくれるような国なのでドイツ語を勉強した際は是非ドイツに足を運んでもらいたいです。
また、メリットと呼べるか少し疑問ではありますが、ゲーテやシラー、グリムなどの世界的に有名なドイツ人の文学作品を生の言語で触れることが出来るという点です。
3級レベルではさすがに全てを完璧に読むことは難しいですが、実際私はグリム童話を翻訳前のドイツ語で読んだりしています。
このように日本語と英語以外の言語を知っているだけでも世界が広がる、大胆に言ってしまえば自分の人生の可能性を更に広げることが出来るということが最大のメリットではないでしょうか。
まとめ
ドイツ語検定3級は決して簡単な試験ではありません。
しかし、そんな試験だからこそ合格を勝ち取った時は「自分はドイツ語を結構操れるんだぞ!」と自信を持つことができます。
気になった方は是非、本試験を受験してみてはいかがでしょうか。
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