これから受験を控える皆さん、あるいはその親御さんは少なくとも一度「受験対策の予備校はどうしようか」と考えられたことがあると思います。
その後の人生の方向性を決めてしまうと言っても過言ではありませんから、悩みに悩みますよね~。そんな皆さんに、医学部受験を突破し医学部に合格した私が思う予備校の是非を述べていこうと思います。
受験における予備校の捉え方
単刀直入に申し上げますと、予備校に行って成績があがる保障は1ミリもありません。このブログを読んで下さっている方の中には、今あんぐりと口を開けていらっしゃる方も多いと思います。
しかし裏を返せば、それほど多くの方が予備校に対する正しい認識をされていないとも取れます。実際に、私もその中の1人でしたから気持ちはお察しします。ですので、その根拠となる私の予備校の捉え方をお伝えします。
それはズバリ、「予備校は案内役」だということです。
具体例として、自動車学校をイメージしてください。自動車学校では、交通法規や標識を勉強する学科課程と、実際の運転技術を学ぶ技能課程があります。予備校とはこの技能課程にあたると考えて下さい。技能課程で学ぶ法律や規則は車を運転するにあたり、絶対に知っておかなければならないことだらけです。それを知らなければ車を運転することはできません。ですが、それだけでは車は運転出来ません。実際に車に乗り、試行錯誤しながら運転技術を高めていく必要があります。
ここで改めて受験に視点を戻して考えてみましょう。予備校では、受験という戦いを戦い抜く上でのノウハウや情報、知識を与えてくれます。ですが、それだけで問題を解けるようになるでしょうか?それは出来ません。実際に練習問題を解き、多くの成功や失敗を経験していく必要があります。この「問題を解く」という重要なプロセスを軽視すると、予備校に対する誤った認識を持ちやすくなってしまいます。予備校はあくまで案内役。その認識を大事にしましょう。
次からは、予備校のタイプ別に向き不向きを紹介していきます。
集団授業の予備校に向く人
集団授業に向く人のタイプをざっと書いていきます。大きくこの4つだと考えています。
- 負けず嫌いで人と競うのが好きな人
- どんな人とでも割と短時間で仲良くなれる人
- 自分で予定管理をするのが得意な人
- 自分の得手不得手をしっかりと把握している人
集団授業では大人数の生徒に対して1人の講師の方が講義をしていくスタイルが基本です。しかも、周囲の生徒は自分と同じような方向性の目標を持つ意識の高い生徒が多いです。そういった環境ですので、高いライバル意識を持っていればいるほど授業を受ける質が高くなっていきます。
また、集団授業は生徒全員を理解させるということを念頭に置いたものですので、疑問点がある時にいかに解決するかが重要です。その解決法としては、予備校の講師に質問するか、自分より賢い友人に相談するという方法が考えられます。そういったことからも、人とのコミュニティを持つのが得意な方の方がよりスムーズに疑問点を解決していけます。
加えて、集団授業を受けていると、どうしても受け身の姿勢になりがちです。そういったことからも、自分の弱点をしっかりと理解し、授業の選択をできる必要があります。
以上のような理由から、集団授業の予備校に向いている方の適正は先程述べた4つに当てはまる方だと考えています。
個別授業の予備校に向く人
個別授業の予備校に向く人のタイプをざっと書いていきます。大きくこの4つだと考えています。
- 他人と比較されるより自分でじっくり取り組むのが好きな人
- 大人数の中で自分の意見を述べるのが得意ではない人
- 勉強法、自分の弱点がはっきりと分からない人
- 勉強する際に細かく予定を立てない人
個別授業の最大の長所は、何と言っても、1人1人に対して丁寧に指導がなされる点です。ですので、集団授業とは違い、他人との比較といったものはほとんどありません。その分、自分にしっかりと向き合って、コツコツと学習を続けていく忍耐力が必要です。
また、授業は基本的に自分のペースで進んでいくので、疑問点があってもその場で質問することができます。
そして、講師からの直接的な指導によって、自分では気づかなかった弱点に気づける場面も多いです。授業の予定は基本的に生徒のペースによって組んでいかれるため、予定管理が苦手な方でも安心して学習を進めていくことが出来ます。
以上のようなポイントを踏まえた上で、個別授業の予備校に向く人のタイプとして上記の4点を挙げています。
独学はアリかナシか?
ここまでは、集団・個別の予備校をそれぞれピックアップしてその特徴について述べてきました。しかし、予備校に通うとなるとネックとなるのはその費用。加えて、他人の干渉なく自分で勉強していきたいという受験生の方もたくさんいらっしゃいます。
そこでこの章では、独学はアリかナシか?という点について話していきたいと思います。結論から申し上げますと、独学は大いにアリです!その最も大きな理由としては、自習時間が最大限に確保できるからです。
1章でも申し上げました通り、授業はあくまでガイドラインであり、自分の実力を伸ばす過程は「自習」です。予備校に通う受験生の中には必要以上に授業を取りすぎ十分な自習時間を確保出来ていない人も大勢いらっしゃいます。しかし、独学は勉強している時間全てが能動的な自習の時間ですので、時間対効果が非常に高いです。そして、分からない問題に対してじっくり悩みぬくことも可能です。(ですが、悩みすぎは時間の無駄ですので禁物です!)そうしたことからも、私は独学を非常に良いと考えています。
しかし、ここで注意していただきたいことがあります。それは、質問解決環境を整えておくことです。
独学をしていると、どうしても理解出来ないことや分からない問題にぶち当たります。そういった時、自分で考え抜こうという姿勢は非常に大切ですが、時間が限られている受験においていたずらに悩みぬくのは非効率です。そこで、質問環境を整えておくこと、つまり、身近に質問できる相手がいるということが重要になってきます。
現役生であれば学校の先生がいると思うのでその点については心配いりませんが、浪人生などはまず初めに質問環境を整えておくことが必要です。私が特におすすめするのは「スマホ家庭教師マナボ」です。これは有料のサービスなのですが、自分が分からない問題を現役難関大生にネットを通して教えてもらうことが出来ます。いつでも質問可能ですので、自宅学習をする上で非常に心強いパートナーとなること間違いありません!また、自分で採点出来ないような科目、例えば国語の記述問題や英作文などは通信教育を利用するのも有効な手段です。
以上をまとめると、受験における独学は大いにアリですが、質問環境の整備を忘れずに行ってください。
予備校に入るならいつがいいの?
これもよくある疑問ですが、予備校に入るならば早いに越したことはありません。というのも、先程も述べた通り、受験に使える時間は限られているからです。
特に現役生の場合は、文化祭や体育祭などの行事がありますので、浪人生などと比較すると相対的に勉強時間が少なくなってしまいます。ですので、早め早めに対策を始めることによって、少しでも勉強時間を確保しようとする努力が必要です。「自分はまだ高1だから・・・」などと考えずに受験を捉え、予備校についても真剣に考えてみてください!
さいごに
今回は、大学受験における予備校について書いてきました。大学受験は辛いものですが、自分が確実に積み上げてきたものは裏切りません。この記事が、皆さんが大学受験に踏み出す一助となることを切に願っています!
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