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ライトトラップを使った昆虫採集のやり方!道具を紹介。LEDはNG【ファミリー必見】

子供を強烈に引き付ける小さな塊、昆虫。それを自力で採る喜びは大きな自信につながるでしょう。

ただ、親としては安全に採集をしてほしいもの。そんな思いを実現するのが今回紹介するライトトラップです。

昆虫採集でのライトトラップの魅力

夜の森は独特ないい匂いがします。そして静寂に包まれており、吸い込まれそうなほど真っ暗です。その暗闇をライトが突き刺しています。期待と興奮とが相まって、辺りは緊張感に満ちています。その張り詰めた空気を、突然の重低音が破ります。そして黒い塊がいきなり現れたかと思うと、不器用に着地しました。

全身の力を使い、もがくカブトムシに子供は大興奮です。急いで虫かごに入れると、夏の思い出の一ページが埋まりました。ライトトラップを使えばこんなにも素敵な体験を、山奥に入らず、動かず、安全に、プレゼントできるのです。それではまずライトトラップの予備知識から学んでみましょう。

昆虫採集の予備知識

上のカブトムシは何故ライトに向かってきたのでしょうか。

答えは、ライトを月と勘違いしたから、です。昆虫は月に向かって飛ぶ習性があります。月に向かって同じ方向に集まることで、繁殖の機会を増やそうとしているのではないかと言われています。また彼らは紫外線を頼りに光へ集まります。紫外線が出ていないライトには集まらないので、LEDライトは使えません。

昆虫の見分け方

ライトトラップには様々な種類の昆虫が集まります。ひらひらと舞うガは種類が多すぎて書ききれません。お子様に人気な体が硬い昆虫もよく見られます。クワガタ虫にカブト虫、カミキリムシに珍しいものですとゾウムシも集まります。

カブトムシはその特徴から容易に区別できますが、クワガタ虫は少し知識が必要です。まず体が黒いクワガタ虫です。真っ黒で幅が小指のそれ位のクワガタ虫が飛んで来たら、それは恐らくコクワガタです。アゴはすらっとしており、歩く姿がちょこちょこしているのが特徴です。

続いて、同じく黒いクワガタ虫であるヒラタクワガタの見分け方です。コクワガタに比べ体の幅が広いのが特徴で、体長は39~65ミリです。アゴ(ハサミ)が全体的にギザギザしているのもポイントです。

赤い色のクワガタ虫も飛んできます。ノコギリクワガタといいます。36ミリ~71ミリと大きさに幅があますが、体長以外にも個体差が大きい種類です。アゴの形もその一つ。“水牛”と呼ばれる湾曲した立派なものから真っすぐで細いものまであり、変化に富んでいます。共通した特徴はやはり体の色ですので、よく観察してみてください。

同じくアゴの変化が著しいミヤマクワガタの見分け方です。大きさは43~72ミリで、大型の個体はアゴが湾曲します。個体差が大きいですが、共通する特徴もあります。一つはエラのような頭部で、他のクワガタとは明らかに違います。そして体色も特徴的で、金色の産毛が生えています。
次は具体的な方法です。

昆虫採集の時期と天気

ライトトラップを成功させるには時期を選ぶ必要があります。夏であればいつでもOK、ではないのでご注意下さい。

まずはざっくりした期間です。6月~9月と三か月トライ可能です。ただし、ミヤマクワガタが見たい場合は6~8月に時期が限定されます。でも8月は殆ど見られませんので、出来れば6月か7月に行いましょう。また、クワガタは羽化直後に最も移動をしますので、6月~7月前半のライトトラップが最も成功しやすいでしょう。

そして温度です。ガを除いた昆虫の多くが、20℃以下だと活動性を低下させます。森の気温は都市部と比較して低いと言われており、その傾向は標高が上がるほど大きくなります。ですので、出来るだけ気温の高い日を選び、平地で実施するのが良いでしょう。

風が強くない日を選びましょう。風が強いと虫がライトにたどり着けません。無風であると安心です。またライトの光が遮られないよう、空模様にも気をつけましょう。快晴だと星の光が邪魔になってしまします。少し曇っている方が成功しやすいと言えます。曇りだと雨が心配になりますが、小雨程度なら問題ありません。

満月の日は避けましょう。先に書いた通り、虫たちはライトを月だと思って飛んできます。新月が最適ですが、半月程度でも飛んできます。

夕方から開始し、22:00位に終わります。22:00以降も飛んできますが、数が大きく減ります。必要な時期と適切な環境が分かりましたので場所に話を移しましょう。

昆虫採集の場所

先の条件に合う日に、正しい場所で、ライトトラップを行いましょう。この二つの条件を満たすことが成功への鍵となります。

まず周りの環境を確認しましょう。近くに民家の光など、人工の明かりがあると虫が分散してしまいます。

次に開けた場所を探しましょう。障害物が少ないのでライトが広く・遠くまで届きますし、遠くの虫も飛んでこられます。ライトを上に向ける必要がありますので、そこが山の麓であることも重要です。クワガタやカブトムシは体が重く、飛ぶのが上手くありません。山の上からライトに向かって下降するように誘導する必要があるのです。

川や池が近くにあり、空気が十分湿っていることも重要です。これはクワガタムシが産卵する為の条件ですので、近くに彼らが沢山いるかもしれません。また予備知識にある通り生まれたばかりのクワガタは活発に移動しますので、効率よくライトに集められるでしょう。

周りの木にも注目して下さい。多くの昆虫は広葉樹林に住んでいます。広葉樹とは、幅広い葉を持つ樹のことです。ブナ・ミズナラ・カエデ等がこれに当たりますが、知識がないと分かりません。分からない時はスギやヒノキなど、葉がギザギザしている樹に注目して下さい。その数が少なければ、そこは広葉樹林と考えても大丈夫です。

 

また山は原生林と二次林に分けられます。原生林とは人の手が入っていない、自然のみによって作られた山のことです。樹は古く、密集しています。一方二次林では人と自然のコラボが見られます。人が自然を手入れしますので、樹は若くて程よくバラついています。どちらにも昆虫はいるのですが、二次林の方が多いと言われています。二次林に含まれる里山は昆虫の多さで有名ですね。可能であれば二次林を選ぶようにしましょう。

昆虫採集の道具

条件と同様に、道具もとても重要です。まずはライトを準備しましょう。できるだけ大型で、LEDでないものを準備します。HIDライトがお勧めですが10000円以上とお高めです。しかしとんでもない明るさをもち、ライトトラップによく用いられています。

また昆虫は、車のハイビームにも集まるので補助的に使ってみましょう。

ライトを固定する台を用意します。ライトの向きが重要になりますので、様々な方向に固定できるものがいいでしょう。私はカメラの三脚を使っています。

大きい白い布を用意し、ライトの下に敷きます。光を反射させ、ライトの力を最大限に発揮させます。写真撮影用のものがネットで売られています。

虫かご、虫よけスプレーも用意します。またお腹が空いても買いに行けないと思われますので、軽食を用意しておくこともお勧めします。

ライトをつければライトラップ開始です!

ライトトラップの昆虫採集での注意点

ライトトラップという特殊な状況では注意が散漫になりがちです。トラブルを避ける為にも、注意点を確認しておきましょう。

まず、立ち入り禁止の場所には絶対に入らないでください。夜なので標識に気づかない場合があります。

そして民家の近くでは行わないこと。家に虫がよってきて迷惑になりますし、採集面からもよくありません。また道路の近くは避けましょう。運転手が視界を奪われ、こちらに突っ込んでくるかもしれません。ごみは持ち帰りましょう。暗いので見落としがちです。

さいごに

条件がとても多くなってしまいました。把握が困難ですので、今一度整理させて頂きます。

  • 時期は6~9月
  • 満月でない
  • 周りに明かりがない
  • 風が弱い
  • 湿り気がある
  • 20℃以上
  • 広葉樹林

上を満たした上で、ライトを上向きにセット。周りに注意しながら虫を待つ。
成功を祈ります!

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