公認会計士という資格は、一般には難しい資格試験と考えられています。
でも、考えてみてください。同じような資格制度に、「税理士」と「司法試験」があります。このうち、「税理士試験」は、国税庁が取りまとめになっていて、日本税理士会が実際に仕切っています。
科目は会計科目が2科目、あと国税科目原則2科目、(もちろん、法人税、所得税、相続税法は、必須です。)これが結構理解困難です。
また会計科目も、「連結会計」が試験科目に入ってきて、かなり理解度が高くなりました。
また、会計科目の出題者は、そのほとんどが「公認会計士/税理士」資格を両方もっている試験委員です。
また、「税理士資格」というのは、日本、ドイツとか、数か国にしかない制度です。
アメリカでは、会計と税務は、すべて「公認会計士」が行っています。これは、イギリスやドイツ除くヨーロッパ諸国で同じです。
だから、資格の知名度は海外では税理士は、ほとんどない制度であるといっても良いでしょう。
他方、司法試験についてです。
現在、「法科大学院」のある大学に進学して、ここでマスター資格を獲得して、そこから「選抜」的な試験で司法試験に合格となります。
だから、司法試験合格というより、法科大学院のある大学に入試で合格しないと、話になりません。
司法試験だけの資格では、美味しい「仕事」は、あまりありません。
判事、検事、弁護士と3つの分野があります。
でも、判事、検事は、実質「国家公務員」です。
そのため、国家公務員としての「縛り」に従わなければなりません。
そのため、多くの司法試験合格者は、弁護士のほうになります。
ここで、「弁護士事務所」の現実を知ることになります。
まず、「居候弁護士」でガマンしなくては、ならない現実です。
資格制度は厳しいけれど、合格してもあまり美味しくない、ということです。
目次
公認会計士合格者には、監査業務がある。
これが、公認会計士試験に合格して、監査法人で「監査」をするメリットであり、面白い仕事です。
「上場企業」について、その会社に実際「本当に仕事しているの?」と確かめることは、一般の方にはできません。
公認会計士試験に合格して、やっと「上場企業の実態」に迫ることができます。
そのため、監査の仕事は、生の上場企業とコミットできるので、会社のこともっと知りたい、という方にはおススメです。
公認会計士試験の「試験対策」
これは、実際に受けてみてわかるのですが、2次試験まで到達すると、やっと勝負です。
このとき、会計、財務諸表論、原価計算、租税法、経済学、経営学、監査論とわかれます。
ちょっと、試験科目多そうですが、この試験、会計科目を除けば、3年周期でよく似た「問題」が出題される傾向があります。
だから、真剣に勉強したら、3年間で試験合格になります。
そう考えれば、税理士試験や、司法試験に比較して、わりあい簡単と言える試験です。
監査の世界は、世界共通である。
上場企業の決算書は、今ではXBRLという会計言語で、世界統一される時代になりました。
このXBRLは、パソコンのソフトになっていますから、日本語入力すれば、XBRLに変換されます。
ちょっと外国語を勉強するより、もっとためになります。
これからは、特定の言語に縛られる時代ではありません。会計の「言語」は、国際的に統一される時代です。
これからの時代に備えましょう。外国語勉強するくらいなら、XBRLを勉強することの方が、ためになるといっても過言ではありません。
ここで、公認会計士試験の勉強方法です。
数学を使う勉強科目は出てきます。原価計算での「損益分岐点分析」や「投資の意思決定」問題では、現在価値還元法が出てきます。ちょっとした数学のLP問題の知識が必要になります。
経済学では、数学と言っても、連立方程式や、「ブラウワーの不動点定理」について、基本的な知識を問われます。
この「ブラウワーの不動点定理」は、20世紀になってから出てきた数学です。
絶対の理解はいりません。さわりだけでも理解しておけば良いのです。
他方、「経営学」は面白い科目です。なぜなら、「経営心理学」を用いて、「人間なら、こういう判断をするものである、とか、組織について、森友問題とか、なぜ起きるのか、人間の本質についての問題が出題されます。
また、「戦略論」では、企業はこういう経営戦略を立てる、いわゆる「目的と手段の連鎖」という問題で、ボストンコンサルティンググループが提示した、成功のためのマトリックス(問題児、花形産業、金のなる木、負け犬)とか、なぜ起きるか、そしてこういう問題に直面したとき、企業はどのように行動すればよいか、その解決策を提示してくれます。
公認会計士試験に合格したら、税理士資格も取れる。
税理士試験合格では、公認会計士と同じような資格は得られません。
でも、公認会計士試験に合格すれば、税理士資格を取ることができます。
税
理士資格で「美味しい」のは、「独立開業」がたやすいことです。
人間100歳時代とも言いますが、公認会計士には、定年はありません。
一度資格を取ってしまえば、上場企業の代表取締役社長と、対等にわたりあえることができます。
もちろん、お金持ちで税金に「節約したい」という会社の社長さんと個別的に相談に乗れることができます。この仕事は、その社長さんの、たとえば「相続問題」であったり、かなりその社長さんにコミットした仕事、つまり「会話能力」が試されます。
相続問題をクリアできたら、今度は会社の「相続問題」つまりM&Aの仕事が舞い降りてきます。
この案件は世間では、少子高齢化の時代とも相まって、かなり問題となっています。
だから、仕事自体では、会社社長さんと懇意になれば、仕事は美味しい仕事はたくさんある、ということです。これは、高級所得者についても同じです。節税の手段はいくらでもあります。あとはこれらの知識を生かして、その会社社長さんと対等の付き合いをしましょう。
公認会計士試験の合格ポイント。
これは、科目ごとに60点を取れば、合格することができます。不合格になる人の多くが、「すべての科目で100点を取ろうとする」性格のある人です。
合格者のほとんどが、「この問題は、避けよう」「ここは、絶対満点を取ろう」とスイッチが切り替えられることができる人たちです。
このように考えたら、会計、監査、かんたんな数学を必要とする「経済学」だけは、ノッチをあげれば、わりあい簡単に試験合格ができます。
公認会計士には、数学者はいません、さわりだけでよいのです。簡単でしょう。
資格試験について、ほとんどこの「ノッチをあげる」方法で、合格できるものです。その最たるものが、公認会計士試験であるといっても良いでしょう。
勉強する期間は、1年もあればOKです。またTACや大原簿記学校とか、専門の予備校もあります。だから勉強する場所に困ることはないし、大事なのは「合格したら、監査法人の代表社員になるか、早く独立して、フリーランサーとして活躍できるか?という青写真を描いておくことです。
まとめ
公認会計士試験は、そう難しい資格試験ではない、ということを理解しておきましょう。
資格試験には、「コツ」があり、ノッチをあげられるところを見抜くセンス、お金持ちの方と付き合える交渉力を身に付けましょう。
これからの時代は、ボーダーレス経済、社会がどんどん進んできます。そのための用意と考えておいても良いかもしれません。
参考にしてください。
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