かなり特殊な方法です。この方法で入学している人は1%未満といわれていますが、難しいわけでもなく実際のところ世間に知られていない裏技といったところです。
目次
国立大学に簡単に入学する方法のステップ
- 高等専門学校(高専)に入学する
- 高専にて専門教科と英語の知識を身に着ける
- 好きな大学に編入学(3年次)する
国立大学に簡単に入学する方法はまさにこれです。
実際に高専から編入学するひとは9割以上国立大学に編入しています。
単位に関しても大学1年生と2年生の単位はほとんど(一部を除く)単位変換により取得することができるのでそこは問題ありません。
しかも、高専は専門教科のレベルが高く、編入学してからは大学でほとんど勉強せずに単位を取得しています。
高専のカリキュラムでは高校3年間と大学4年間の専門教科を高専5年で行うためです。実際のところ私は大学に入ってから新しくできた友達に勉強をずっと教えていました。
そもそも、なぜ、編入学制度があるか気になりませんか?
一説では編入学制度を設けることで大学教授の定員が増えたり、入学者数が増えたりすることで大学を豊かにする効果があるといわれています。
大学といっても赤字ではなかなか運営が難しいのです。
大きなメリット
試験のチャンス
試験のチャンスは大学の数だけあります。
といっても、大学の編入試験に日にちが被ることも多いですが、センター試験経由の方法と違って何度落ちても他の大学に編入学試験することができるので気軽に受けることができます。これは大学院の入試と似ていますね。
編入学落ちても準学士の資格
もし仮に落ちてしまっても、高専を卒業しているので専門卒と同じ準学士の学位がもらえます。
そこからの就職でも世間一般よりも上の方の人間です。
しかも、高校と専門学校が一貫しているので入学金は抑えられ、授業料も安いです。
編入学試験の時期
編入学試験の時期は6月が多いです。
つまり受かってしまえば卒業研究するくらいであとは遊んでいられます。
もちろんそれで卒業を逃してしまうと本末転倒ですが、高専も編入学の実績を残したい面もあるので、たいていの場合卒業できなくなることは少ないのです。
編入の難易度
編入の難易度は大学によって様々ですが、これは偏差値と比例しません。
そのために偏差値の高い、編入しやすい大学を見つければ、高偏差値の人の仲間入りをすることができます。
よくある問題点・デメリット
単位取得
一般科目などはたいていの場合、単位変換されません。
また、高専の単位数と大学の単位数が同じでないことが多いので少し足りなくなります。
その点についてはシラバス等を先に調べておけば問題ありません。
編入試験のレベル
もちろん難関校の編入学は難しく、在校生でも解けない問題が出てきます。
しかし、たいていの場合、過去問が用意されているので傾向と対策をつかみながら実際に解いてみることで解決することができます。
編入にかかるお金
現在ではどの大学も編入学受験料は3万円です。
さらに前泊するにはホテル代と移動費がかかります。しかし、一生を考えれば安いものです。
その他に、入学してからの教科書代などもあります。結構高いので入学後の出費は大きいです。
友達はできるのか?
友達ができるかはその人次第です。
最初は同じ編入学者同士で仲良くなることが多いです。
サークルとかに入ることで多くの友達ができますが、そういうのは苦手という方はやはりできにくい雰囲気であることは確かでしょう。
私はわりと人懐っこい方なので編入してきたのがわからないくらい溶け込みました。
その場合は、国で推奨されているある2つの大学に編入学してしまえば、その大学は編入学者が9割以上なので問題なく友達を作ることができます。
ここから本題!!
ステップ1 高等専門学校(高専)に入学するにはどうすればよいのでしょうか。
高専は世間からすればレベルが高い学校です。中学での成績がよければ推薦入学も可能ですが、そうでない場合はかなり勉強する必要があります。
しかし、一般の入試と違い入試問題は高専の先生方(教授)が作ります。
そのため、出題形式は偏っています。そのため、大事になってくるのが過去問です。
私の場合は市販されている過去問集(赤本みたいなやつ)を買ってきて5年分解きました。
高専なので国語と歴史は正直なところいりません。そのため、この2教科はとても簡単です。大事な英語、数学、理科に関しては難しい問題揃いです。
過去問を解くことでこれだけでもわかってしまえば、どう対策すればいいか分かってきます。それを実施するだけで合格の道も開けるでしょう。
ステップ2 高専で専門教科と英語の知識を身に着けることが本当に大事です。
どれだけ身に着けたかでどのレベルの大学に行くか決まってきます。勉強のレベルも高いです。大学と同じJABBE基準にのっとっているので赤点は60点だし、平気で留年します。
私の卒業した高専では全体の10分の1は留年などの理由で退学している方がいました。しかし、それでもなお頑張ることができる人だけが国立大学にいけるのです。
普通に考えれば国立大学にはいるだけでも難しいのですから、それと比べればこのくらいのことはへのカッパです。
そして、なぜ専門教科と英語だけなのかといいますと、編入試験ではこの2つしか受けなくていい大学が多いからです。
気になる人は今すぐにでも大学のホームページにアクセスしてみましょう。たいていの場合はこの2つ(専門教科は何科目も受けるが)しか受験科目にありません。
編入学試験対策について
いろんな大学の編入学試験の過去問を集め、編入試験の簡単な大学(編入しやすい大学)と編入試験の難しい大学(編入しにくい大学)を見つけましょう。
分からない問題があれば教授にきくなりして知識を深めていきましょう。
また、いろんな編入学試験の問題を取り扱った本も売られています。
それらを購入し実際に解いてみるのもいいでしょう。私の場合はこの2つ方法と、行きたい大学でよく出る範囲について書かれた書籍を購入し勉強しました。
面接もある場合がありますが、大学側も大学生相手ですので難しいことは特に聞いてきません(学術面接がある大学もあり、それは難しい)。
志望動機などをしっかり持って、コミュニケーションのとれる人間だと分かればたいていの場合落ちることはないでしょう。
最後に、私の経験
私はある旧帝国大学の大学院を卒業しました。
中学での学力はそこそこで、猛勉強して高専に入学しました。
高専に入ってからは成績は常にビリの方でしたが、高専では高校と大学の授業があるために、高専低学年では一般科目、高学年になるにつれて専門教科が増えてきます。
そのために専門教科に強かった私は4年生になったときにはトップクラスの成績でした。
正直なところ理系の大学に行くのが高専に入った時点で確定しているので歴史や国語や地理などの知識は使いません。
大学でもほとんど勉強せずに遊んでばかりでしたが単位は楽勝にとれ、大学院入試も普通にパスしました。
そして、今は大企業に勤めています。正直なところ、私の周りの人と比べて努力などはしてはいないでしょう。塾に通ったりもせず、授業レベルの勉強でここまできました。
さらに努力すればもっといい大学に、もっといい就職先が見つかるのかもしれませんが、ここまで人生がトントンとうまくいくと、あまり頑張ったりしなくてもいいんじゃないかと思えてきます。
若いうちに頑張ってしまうというのが一番大事なのかもしれません。
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