皆さん、日々生活していて「そういえば○○の時って××だよな」などと思った経験はありませんか?
それは、人間の経験則によってできた法則かもしれません。
この記事では皆さんの人生で役に立つかもしれない法則を7つまとめてみました。
法則1:72の法則
この法則は銀行にお金を預けた時、元本が2倍になるには何年かかるかを求める法則になります。
式は以下の通り。
元本が2倍になる年数=72÷金利(%)
72を固定金利で割ると、元本が2倍になるまでのおおよその年数が出てくるのです。
もちろん他の数字の方が正確な場合もありますが、経験則に例外があるのは当たり前なので、大半の金利においては72で計算すると良いでしょう。
日本は低金利なので、計算すると悲しくなってきますが……。
法則2:2-6-2の法則
この法則は集団の中での優劣が2:6:2の3つの割合で分かれることを表しています。
要は上位20%の優れた人たち、中間の60%が平均的な人たち、下位20%の残念な人たち、に集団の中で分かれるのです。
しかも面白いことに、例えば上位20%がいなくなっても、残りの80%でまた同じように2:6:2に分かれると言われています。下位20%がいなくなっても同じです。
だから高校・大学などが受験等で生徒や学生のレベルを揃えても、数ヶ月経てば上位、平均、下位に分かれるのです。
法則3:ドローチャーの法則
この法則は、言い換えれば「いいヤツほどいつもビリ」となります。
あなたの周りにもいませんか?
- いい人なんだけど、結婚できないのよ
- いいヤツなんだけど、出世しないんだよな
これはそういう社会の様子を風刺した法則です。
これを唱えたのはメジャーリーグの名監督、レオ・ドローチャーです。彼は審判とよく揉める監督として有名でした。彼は首位のチームを率いていたとき、最下位のチームをいいヤツ(ナイスガイ)の集まりだと辛辣に言い、自らのチームをタフ・ガイと称しました。
この法則は男女間でも当てはまるところがあり、女性は表面上はナイスガイを求めますが、実際はワル(バッド・ガイ)に惹かれていると言われています。
恋愛ゲームのキャラを見れば……フィクションだから楽しめるとはいえ、当たっているのかもしれません。
法則4:オッカムの剃刀の法則
皆さんも一度は「オッカムの剃刀」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
元々は哲学用語で「存在は必然性なしに増加されてはならない」という原則を指します。
噛み砕いていえば「ある事情を説明する上で前提とするのは、複雑なものより簡単なものが良い」というオッカムの主張です。
類似した2つの仮定があるとすれば、剃刀で不要な部分を削ぎ落としたように簡潔なものの方がその後の理論を展開させやすく、より実際的である、ということです。
何事もシンプル イズ ベストなのです。
法則5:ワイズマンの法則
これはイギリスの心理学者、リチャード・ワイズマンの研究結果から生まれた法則で「幸運とは心がけ次第」という法則です。
ワイズマンは普段の行動から幸運の訪れる機会や素地を作っておくことの重要性を説いています。そして、素地を作るためには4つの原則を守ることが必要だと述べています。
- チャンスが最大限得られるように努力すること
- 直観に従うこと
- 幸運を期待すること
- 不幸を幸運に転じさせること
①は言い換えればより広いネットワークを持ち、新しい経験を積むことです。様々な人に会うことで、たくさんのチャンスを得ることができます。
②は自らの本能や予感に従って決断を下すことです。瞑想などをして直観力を上げるのも良いでしょう。素早い決断は幸運を得る鍵です。
③はポジティブな思考を持ち続けること。ネガティブになってしまうと目の前に幸運が来たとしても気づけません。常に幸運を期待して目を光らせておく必要があります。
④は「災い転じて福となす」ということわざもありますから、不幸な状況でも明るい面を見よう、ということです。窮地に陥っても、諦めてはいけません。
これら4つは当たり前のようでなかなかできないことですね。
そして、最後に。幸運が訪れたらそれを最大限活用しましょう。運は滅多にやってこないのだから、最大限利用しましょう。そのためにも日々の行動を変えていきましょう、というのがこの法則の意義です。
法則6:認知的不協和の法則
この法則はアメリカの社会心理学者、レオン・フィスティンガーが提唱した法則です。人は都合のいい方に考えるということを表しています。要は、人間は自分の信念や行動に矛盾や不和を感じると都合のいい方向に解釈する、ということです。
人は矛盾する2つの要素を認知したとき、どちらかを変質させて不協和を緩和したり、除去したりします。「タバコは体に悪いからやめてくれ」と喫煙者に言えば「タバコを吸ってても長生きの人はいるじゃないか」と返されるのは良い例でしょう。
日常的に遭遇することの多い法則ではないでしょうか?また、自分に都合のいい方面ばかりに考えないように心がけましょう。
法則7:ミルグラムの法則
この法則はアメリカ・エール大学のユダヤ人心理学者、スタンレー・ミルグラムが「人は権威に盲従する」と唱えた法則です。
この法則が発表されたのは1961年。当時、ユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の主導的役割を果たしたアドルフ・アイヒマンの裁判が行われており、ミルグラムは大きく影響されました。
そこでミルグラムはアイヒマンの「上からの権力に従っただけだ」という主張が本当かどうか、人が権威に対して盲従するかどうかを試す、有名なミルグラム実験(別名:アイヒマン実験)を行なったのです。
実験方法は被験者を「教師役」と「生徒役」に分け、「生徒役」が出された問いに対する答えを間違えたら、罰として電気ショックを与えるというものでした。間違える回数が増えれば、流される電流も強くなります。
実際は「生徒役」は皆サクラの役者であり、電気ショックは与えられていません。しかし、流される電圧が強まるごとに痛みを大きく訴える演技をするように指示されており、「教師役」の被験者の反応を見たのです。
結果は、65%の「教師役」の被験者は最大電圧となる450ボルトを、権威ある博士に言われるがままに「生徒役」に加えていました。残りの35%は「生徒役」の反応に堪り兼ねて実験を中止しました。
この実験により「人間はたとえ良心の呵責があったとしても、権威者の指示であれば実行して他人に責任を転嫁させる」ことがわかりました。人間は権威に盲従するのです。
自らが行動するときは、権力よりも自身の思考に従うことを心に留めておきましょう。
さいごに
いかがでしたか?
心当たりのある法則も多かったのではないかと思います。思わず納得してしまう経験則ってとても奥深いですね。
これらの法則がまとめてある本がPHP研究所より発売されています。気になった方は是非読んでみてください。
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