予定のない暇な休日、どうせなら充実した時間を過ごしたいものです。「とは言っても身体は疲れているし…」そんな時にお勧めしたいのが気楽に読める漫画です。
しかも大人も思わず何かを考えさせられるような、「深い」内容の漫画をここで紹介したいと思います。
思わず漫画の世界にのめりこみ、濃密な休日になること間違いなしです!
おすすめ漫画1.風の谷のナウシカ
宮崎アニメで有名な「風の谷のナウシカ」子どもの頃に見たことのある事がある人も多いのではないでしょうか? 実はこのアニメには、宮崎駿監督自ら執筆した原作漫画があるんです。しかも内容はアニメ版よりも長く、濃厚で深い内容になっています。
自然と人間の共存がテーマになったこの作品は、現在の人間主体の環境問題にも疑問を投げかけてきます。 自分はそれについてどう考え、人間はこれからどう生きていくべきか、読み終わった後思わず考え込んでしまうような作品です。
単行本は徳間書店<ANIMEGE COMICS ワイド判>全7巻、豪華版は全2巻になっています。是非ラストまで読み通すことをお勧めします。
その他、「風の谷のナウシカ」の魅力ポイント↓
- 緻密に描きこまれたアナログ描写……腐海の生き物や背景、物語の随所に出てくる飛行物の複雑かつ生き生きした絵は眺めているだけでも楽しめます。
- 魅力的なキャラクター達……主人公ナウシカのりりしさかつ純粋な生き方。敵として登場するクシャナの強さと美しさ、そして裏にある想い。クロトワのどこか憎めないコミカルさと人間臭さ。登場するキャラクターの誰に思い入れて読み進めるかで物語の見方も変わります。
おすすめ漫画2.AKIRA
大友克洋によるサイバーパンクな世界観がかっこいい、友情あり、恋愛あり、戦闘シーンありのSF長編漫画です。圧倒的な画力で描かれる荒廃した東京。その中で生きる少年たちの生き方は、SFでありながら生々しく、身近に感じられます。
特に注目したいのは主人公金田正太郎と島鉄雄の友情と確執です。のびのびと力強く生きる金田と、そんな彼に劣等感を抱きながらも離れられない幼馴染の鉄雄。彼らの関係は鉄雄が超能力に覚醒してからその形を変えていきます。
ラストで彼らはどう成長し、どんな関係になるのか。思わぬ展開の連続にワクワクすること間違いなしです。
単行本は大判サイズ(日本版)で全6巻です。
その他、「AKIRA」の魅力ポイント↓
- ヒロインがかわいい!……1980年代に描かれた本作は絵柄もその当時の懐かしさがありますが、ヒロインのケイには古さを感じさせない魅力があります。ヒロインらしいかわいさ、そして戦う姿のりりしさにドキドキしてしまいます。
- 映画のようなリアリティ……超能力というものに子供のころ憧れたという人も多いのではないでしょうか。爆発的な破壊力を持つタイプの超能力の描写は迫力満点で映画のようで圧巻です。幼いころの憧れがリアリティを持つ様を見られるというのは感慨深いものがあります。
おすすめ漫画3.ハチミツとクローバー
羽海野チカによる青春友情ラブストーリー。アニメ化、そして実写映画化もされた本作はただの少女漫画ではありません。
男女共におすすめできる列記とした「青春群像劇」と言えるでしょう。感動する場面も多く、心があらわれるようなじんわりした暖かさと切なさに涙するシーンもたくさんあります。
美大を舞台した、恋に、自分の才能に、仕事に、悩みながら成長していくキャラクターたち。美大というものに接点がなくても、若者ならではの葛藤や真剣な想いに思わずいつかの「自分」を見出してしまうような、引き込まれるストーリーです。あたたかな描写にほっこりできるので、感動したい、癒されたい時にもおすすめです。
単行本は集英社クイーンズコミックスで全10巻です。 (掲載誌が移動した為1巻のみ宝島社から別パターンで刊行されています)
その他、「ハチミツとクローバー」の魅力ポイント↓
- 主人公竹本の心理描写……ヒロインである花本はぐみに鮮烈な恋心を抱きながら、彼女の才能と自分の能力を比較し、葛藤する姿には感情移入せずにはいられません。
- 疲れた心が癒されるストーリー……登場人物たちはあらゆる現実の厳しさに悩み、苦しみます。ですが、明るい方へと歩みを進めることを諦めることはありません。優しいタッチで描かれる物語は社会で疲弊した精神を自然と前向きに癒してくれます。
おすすめ漫画4.BLACK JACK
手塚治虫による名作医療漫画。読んだことはなくてもタイトルを聞いたことがある人は多いでしょう。数回アニメ化されたこの作品は、実は過去に実写化もされています。
1973年から1983年に刊行されたこの作品は今読んでも新鮮で色あせない魅力がたくさんあります。「医療と生命」をテーマに描かれた物語は読後考えさせられる点がたくさんあります。まずはヒロインとも言えるピノコの誕生秘話からして、一筋縄ではいかないのです。
ネタバレは避けますが、産まれたときの彼女は「人間」の姿ではありませんでした。生命の不思議を考えさせられる物語になっていますので、是非この謎を読んで知っていただきたいです。
全242話もありますが、読み切りで描かれていますので読みやすいのもおすすめポイントです。
単行本は秋田書店少年チャンピオン・コミックスで全25巻です(その他7パターン刊行されています)
その他、「BLACK JACK」のおすすめポイント↓
- 主人公ブラックジャックの設定と生い立ち……天才外科医であるブラックジャックの本名は間黒男。幼い頃に母親と共に爆発事故にあった彼は、主治医であった本間丈太郎に憧れて医師を目指します。ですがそれと同時に爆発事故を起こした原因をつくった5人に復讐を誓います。この複雑な設定がブラックジャックの人物像に深みを与えていると言えるでしょう。
おすすめ漫画5.ポーの一族
萩尾望都によるファンタジー漫画。昔の少女漫画と侮るなかれ、重厚なストーリーと繊細に描かれた世界観に唸ってしまうこと間違いなしの名作です。
吸血鬼(バンパネラ)を題材にした本作は200年以上の時間の中で物語が交錯していきます。登場人物の吸血鬼である少年少女は若いまま永遠の時を生きる運命を背負い、出会いと別れを繰り返す彼らの切なさと力強さは胸を打ちます。
特に際立つのは主人公エドガーの孤独で美しい生き様です。人間に戻ることを心底では望みながら、愛する妹であるメリー・ベルと共に生きるため吸血鬼として生き続ける彼の魅力は物語の中でも人々を惹きつけます。ですがあくまで孤独に自分の心の中に誰も入れないように、冷徹に他人に対する様は常に「別れ」を前提としているようです。この彼の姿勢は現代人の人間関係の希薄さの理由にも近いものがあるのではないでしょうか。いずれ必ずくる別れ、そしてその痛みを軽くする為に孤独にならざるを得ない。彼の葛藤は読者の胸を打ちます。
物語は人間側からと吸血鬼側からち2つの視点で描かれますが、貴方はどちらに感情移入できますか?またそれは何故なのか。考えて読み進めるのも味わい深い作品です。
単行本はフラワーコミックスで全5巻。小学館文庫で全3巻。(他6パターンで刊行されています)
その他、「ポーの一族」のおすすめポイント↓
- エドガーとアランの関係……友情のようで、兄弟のようで、そしてどこかあやしげな二人の関係は元祖耽美ものと言えるでしょう。冷静なエドガーと相反するような奔放な性格のアランはエドガーを振り回します。微笑ましくもある彼らの関係の行く末を、是非最後まで見守ってみてください。
まとめ
おすすめの漫画を5つ紹介させていただきました。どの作品も大人がしっかり楽しめる「深い」内容になっていますので、是非一作と言わず読んでみてください。
疲れている時には現実逃避するのも良いリラックス方法です。漫画の世界で現実逃避をしつつしかも内容には考えさせられ、感動できるなんて有意義な時間の過ごし方ですよね。
ついだらだらと過ごしてしまいがちな休日を充実したものにしてくれること間違いありません。
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