あなたは「アクアリウム」という言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか。
おそらくは、綺麗だし癒しになるので興味はあるけれど、管理が大変そうだから止めておこう・・・という方が多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたのために「管理が楽なアクアリウムの作り方」を紹介していきたいと思います。
それではいってみましょう。
目次
アクアリウムとは?
アクアリウムというのは水生の生き物を飼育する設備のことを言います。水族館のような施設もそうですし、家庭で楽しむ小型水槽もそれに当たります。
ここでは、家庭で楽しむ小型水槽について説明していこうと思います。
アクアリウムの種類
アクアリウムを大きく分けると、まず淡水と海水の違いです。
淡水のアクアリウムと言うと、主に熱帯魚を飼育する設備を指します。その中でも、大型肉食魚メインや小型熱帯魚メイン、水草メインなどに分けることができます。
海水のアクアリウムは、海水魚全般や珊瑚などを飼育するので、当たり前ですが海水が必要になってきます。比較的上級者向けと言われています。
これらの中でも、管理が楽なのは淡水のアクアリウム。
この淡水アクアリウムを、自分の趣味に傾けた作りにするのではなく、管理のしやすさに特化させるのがこの記事のテーマです。
アクアリウムの水槽の選び方
水槽のサイズは、最初から60cm水槽を選びましょう。フレーム有りのタイプとフレーム無しのタイプがあります。美しさで選ぶなら、フレーム無しの全面曲げガラス仕様が良いと思います。
一見30cm水槽やキューブ型などの水容量の少ない水槽の方が管理がしやすそうですが、水の量は多い方が水質も安定しますし、水換えの回数も少なくてすみます。
それに熱帯魚の場合は、冬場に停電やヒーターが故障してしまっても水温が急に下がらないので、魚の命が助かる場合があります。
以上の点から、水槽は約60リットル入る60cm水槽がオススメです。
ただ、このクラスの水槽は水を入れるとかなり重くなるので、必ず専用の水槽台に設置しましょう。
アクアリウムの濾過器の選び方
熱帯魚を飼うには濾過器は不可欠ですが、種類が多いので迷うかもしれません。
ここでは、管理のしやすさから外掛け式濾過器をオススメしたいと思います。
その他の利点としては、動作音が静かで場所を取らず、水景がスッキリ見える点が挙げられます。
60cm水槽を選んだので、60cm水槽用と書いてある濾過器を選びましょう。
日頃の手入れは、ろ材が汚れてきたら飼育水を使って濯ぐ程度で大丈夫です。あまりにも汚れが酷い場合は、ろ材を新しいものに交換しましょう。
アクアリウムのヒーターの選び方
ヒーターは、熱帯魚を飼う場所は必ず用意してください。冬場に水温が下がると死んでしまいます。
水温の設定が固定のタイプと水温を任意で設定できるタイプがありますが、ほとんどの熱帯魚は26℃が適温なので26℃固定のもので良いと思います。
アクアリウムの底砂の選び方
底砂は管理のしやすさから言うと無くても構わないのですが、流石に殺風景すぎますし、砂利自体に濾過作用もあるので入れておく方が良いでしょう。
底砂は大きく分けると砂利とソイルがあります。ソイルというのは水草水槽などに向く土を加工して作られた床材です。これは長く使っていると粒が崩れてしまい、全交換する必要があるので砂利をオススメしておきます。
砂利は薄く敷く方が掃除はしやすいです。60cm水槽用として売られている砂利の量の半分ほどを使用するイメージで問題無いと思います。
アクアリウムの照明の選び方
照明は、水草無しの場合は極論必要無いのですが、やはり鑑賞目的のアクアリウムなので設置する方が良いと言えます。
最近ではLEDの水槽用照明が増えてきました。夏場の水温上昇対策としても熱を持たないLEDは有効です。また、水草の育成に効果が無いということもありません。
60cm水槽用の照明がベストですが、多少暗くなっても許せるなら30cm水槽用などの小さいものを使用しても良いと思います。フレーム有り水槽用とフレーム無し水槽用があるので、購入した水槽に設置できるかどうかは確認が必要です。
アクアリウムの水草の選び方
水槽に水草を入れるかどうかは好みですが、入れる場合はトリミングを頻繁にしなくて良い成長の遅い水草を選ぶ方が管理が楽になります。
オススメなのはアヌビアス・ナナ類とミクロソリウム類です。
安くで売られているカボンバやアナカリスも悪くは無いのですが、すぐ伸び切ってしまうのでトリミングが必須です。
それに、植えるためにある程度の砂利の厚みが必要になってきます。
アヌビアス・ナナやミクロソリウムは流木や岩に活着しているものが売られているので、そのまま水槽に投入することができます。
欠点は価格が比較的高いことと、成長が遅いために苔が生えやすいことでしょうか。
苔については、苔を食べる熱帯魚を入れることで緩和できます。オトシンクルスや小型のプレコ、ヌマエビ類などです。
アクアリウムの生体の選び方
生体は小型の熱帯魚がオススメです。大型魚は排泄物の量が多いので水が汚れやすいためです。
具体的には、60cm水槽にネオンテトラを20匹ほどが良いと思います。少し物足りないくらいが丁度良いです。
ネオンテトラはカラシン科の小型の熱帯魚です。
メダカ科のグッピーやプラティでも良いのですが、この2種は自然に交配して水槽内で増えすぎる可能性があるので注意が必要です。
数が増えると過密になりますし、同系統で交配を始めるため奇形が出やすくなってしまいます。
コイ科ではアカヒレがオススメです。この魚は温帯に棲んでいるので、冬場でも室内ならヒーター無しで飼育可能です。ただし18℃を下回るようであれば保温しましょう。
いずれも同じ種類の魚を20匹ほど入れるのが基本です。上に挙げた魚は、性格が温和なので混泳も出来ますが、様子を見ながら行ってください。
アクアリウムの水槽のセット
水槽のセットは、まず水草含む生体以外の用品を全て揃えてから行います。
水槽は一度置くと動かせないので、設置場所は電源の位置や水道との距離などを考慮して管理しやすい位置を考えましょう。
場所が決まったら水槽台に水槽を置き、砂利を敷いていきます。
次に濾過器とヒーター、照明をセットします。
好みで流木や岩などのレイアウト用品をセットしたら水を入れていきます。水道水には塩素が含まれているので、カルキ抜きで中和してから使用します。
この状態で濾過器とヒーターの電源を入れて2週間ほど放置してください。
2週間後、生体と水草を購入します。生体はいきなり水槽内に放たず、まず袋ごと水槽に入れて温度を合わせます。
次に水合わせをします。袋に爪楊枝などで穴を開けて水槽に入れれば水が少しずつ混ざり合い、魚が水槽内の水に慣れてきます。この状態で2時間ほど様子を見たら水槽内に魚を入れることが出来ます。
もっと慎重にやりたい場合は、袋内の水と魚を一度プラ容器などに移して水槽に浮かべ、コップなどで微量ずつ水槽内の水を入れていく方法を取ります。
水草も急に温度が変わると良くないので水温は合わせてから入れてあげてください。
アクアリウムの日常管理
熱帯魚への給餌以外の日常管理としては水換えとフィルターの清掃がありますが、そこまで頻繁にする必要はありません。
月1回の1/3換水とフィルター清掃で十分です。
この時水換えとフィルターの清掃は同じタイミングで行わないようにして下さい。生物濾過をしているバクテリアが急激に減ってしまうためです。
まとめ
以上で管理が楽なアクアリウムのつくりかたの説明は終わりです。
このやり方なら頻繁に手を入れる煩わしさも無くアクアリウムを楽しめるはずです。是非試してみてください。
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