他の自衛隊もそうですが、二等海士には試験が毎年行われます。
昨今、27歳である年齢規定を30歳まで引き上げられました。実は特に海上自衛隊は不人気です。
やはり航空自衛隊の方が、人気が高いです。
ただ試験自体は各近くの基地事で試験をやります。試験を受験するまで、応募した基地の広報官がずっと付きっ切りで、言い方悪いですが見はっています。
送り迎えをしてくれるのですが、ある種逃げないように確保しているというのが本当でしょうね。以前の自衛隊と違って試験はそこそこ難しいです。
こうした情報はなかなか知らない人もいるので、是非参考にして頂きたいと思います。
試験はどう行う?
筆記試験と面接試験があります。中学三年生レベルと考えてもらえればいいと思います。
漢字も難しいのですが、海上自衛隊は人員が少ない事から割合、合格率は高いと思います。
面接試験は、難しい事はそれ程聞かれません。入る動機がほとんどです。
あと身体検査があります。パンツ一枚になって、身体の色々な所をチェックされます。耳の中までチェックされ、中耳炎の跡があるなんて言われる事もありました。
試験が合格すると、数か月空きがあります。この間に必要書類を色々書かされるのですが、判子一個。これまでの就職の流れなど細かいミスがあるとその度に書き直しです。
軍隊はこうした細かい事の連続です。広報官はこれを理由に逃げないかどうかを、おそらく見ているのではないでしょうか。
ちなみに書類には、犯罪経歴や借金の有無。暴力団関係の反社会組織などの調べをしなければならないので、時間をかけると思われます。
借金取りから逃げるという動機で入る人が結構いたようです。基地の中は一般の人が入れず、借金取りから逃げるには格好の場所だったようです。
デメリット:入隊の朝はとても早い
朝4時には起床して指定基地に集まり、そこから各部隊への移動が始まります。
到着すると異様な雰囲気です。
陸自の人が担当でしたが、その空気に耐えかねて入隊前の人達に労いをしたりするのですが、ついちゃったって感じの溜息がバス内広がります。
基本、部隊の人達によりますが、到着した初日は基本部屋に入ってそれっきりです。特に厳しい事が言われないのが、入隊前までは一応お客さん扱いにはしてくれます。
しかし日に日に言葉遣いが怖くなっていきます。君たち→お前たち→貴様らってなっていきます。これが入隊式に近くなるにつれて変化していくのです。
これは陸上自衛隊だと思いますが、窓から基地内を走っている人達がいました。陸自はとにかく体を鍛えるとか、動かす事が好きな人がいいとは思います。
到着して翌日には走り込みをやっていました。実は厳密に言うと、横須賀基地だと海士館という所に入り入った段階で入隊ではないのです。宣誓書というのを書かされます。この宣誓書は入隊式に読み上げる事になります。
宣 誓 私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の 使命を自覚し、日本国憲法 及び法令を遵守し、 中略、事に臨んでは危険 を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつ て国民の負託にこたえることを誓います。
この書面に判子を押して基地の一番偉い人、多くは三佐(少佐)がこれを承認すると入隊しているとなります。
ちなみにこれを提出した後は大変。逃げ出そうものなら、必ず自衛隊は見つけ出し連れ戻し、退官手続きの後退職という事を必ずやらせます。
警察より遥かに捜査力ありますので、入隊前にやっぱりだめだと思ったら引き返すのもいいのです。私はそう思います。
写真撮影や身体検査など再度行い、よく分からないのが色々買わされるのですよ。タオルとか雑貨品ですね。どうも自衛隊の天下り先だと思うのですが、給料から天引きです。まだもらっていないのに。
髪型はどうしたらいい?
海士、あるいは曹候補士にしても学生は丸刈りが基本です。
入隊前にそういう髪型にならしておくのも手です。基地内には床屋さんがあります。入隊前にここで禊をするという事になります。
昔は、暴走族上りの人もいてトサカのような髪型の人も、ここで丸刈りになるのでみんな一緒だ。となったようです。
そのうち髪型なんて気にならないくらい厳しい訓練になり、髪型を気にしている状況ではなくなります。
少し小話になりますが、昔の広報官は自衛隊員集めるのに苦労したようです。
特に今から30年くらい前は、日本は景気もよく態々厳しい自衛隊に入る人も少なかったようです。
そこで駅とかで昔のヤンキーなどがふらふらしているのを捕まえて、入隊させたというのが事実のようです。
昔、元気が出る番組がありましたが似たような事を実際やっていた訳です。自衛隊の教官はその点なれているので、番組をご覧なった方はよく平気だな?と思った人もいたかもしれませんが、慣れている訳です。
髪型が坊主になったらいよいよ入隊式へとなります。
入隊前にやる事
すでに入隊前の段階で部隊の入隊にはなっています。従って厳しい状況になっているのです。
基本動作が最初習う事ですが、これを一日中やらされます。
言葉遣いは荒々しくなっており、制服の乱れやベッドの乱れなどはもっての他。
制服の着こなし、下着までチェックが入ります。全文でも書きましたが、宣誓書に判子押した段階で、恐怖の時間が始まるのです。
ちなみにエレベーターはありますが、これは上官のみ使用可能で、学生は階段のみです。上がったり下りたりこれで足腰鍛えるようです。
さらにちなみに、学校では廊下は走るなと教えられますが、自衛隊では全く逆です。朝の朝礼も駆け足が基本。この生活が3か月程続く訳です。
一番手こずるのが階級章です。ずれは僅かでも許されません。
その為、陰湿な上官だとメジャーを持っていて、肩から図って規定の位置でないとそのまま剥がされてしまい、出来るまでやらされます。たとえ深夜になってもそうです。
課業が始まり
課業が始まると基本土日祝祭日は基本休みとなります。
海上自衛隊は一般に、こうした休みの日町に出る事を、“上陸”と言います。そうです。海士館とは建物ですが、実際は船の中を想定しています。船乗りなので、陸にいるときは上陸と言うのです。
正直食事はあまり期待しない方がいいですね。たまごスープばかりです。一応無料ではありますが、お世辞にもおいしいとは言えないと思います。ただ海軍カレーは絶品ですね。
金曜日が待ち遠しい所です。基地内には売店も完備されていて、無地のトランクスもそこで買う事になります。
持ってきた下着は柄が入っていたらNGです。でも普通の売店ではありませんね。3曹試験の問題集とか普通の売店では販売していませんし。スナックなどの飲み屋さんも実はあるのです。名前は忘れました。
くれぐれもやってはいけないのが、女子隊員との接触です。よく悪戯をする人がいるようですが、気が強い女性ばかりなので撃退される事がよくあるようです。
結構それらを班長(2曹・3層)に日記で、街であった事などで書いていたりすると色々目をつけられたりします。
海上自衛隊の面白い話
実は船の航海中はお金を使う事がありません。
勿論船の中には売店はあるんですが、これは給料から天引きです。
海の上にはお店はありませんし使う事がありません。
米国の軍艦にはスターバックスコーヒーが完備されているようですが、日本はそうしたものはありません。
一回の航海で国に帰ると、かなりのお金が貯金通帳に入っています。
よく昔の映画で女郎がそうした兵士に群がっているのは、そうした経緯からなのです。だから陸自に言われます。
“お前が持てているのではない。お前の財布が持てているのだ。”
お金を貯める目的なら、海上自衛隊は結構お勧めです。
まとめ
就職先として考えるという動機なら辞めるべきです。必ず辞めたくなります。
信念が無いと続かないか、もしくは本当に身を隠してないとまずい人とか特殊な人が入るとか、ある程度目的がないと出来ません。
退官すると、警備会社の斡旋がほとんどで実は広報に書かれている再就職先は、意外に利用選択はあまりないと思った方がいいです。
現実退官した隊員は、結構その後仕事がなかったりしています。
3曹試験をどちらにせよ受からないと、ずっとセーラー服という事になります。
実際居るようですが、正直部隊の中ではいい目では見られないというのが現実のようです。
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